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中性脂肪が低いと抜け毛になる?効果的な対策とは!

健康 この記事は約 5 分で読めます。

健康診断の検査項目にある中性脂肪は、気になる項目のひとつです。

値が高いと良くないというイメージがあって、「低ければいいなぁ」と思いますよね。

でも、中性脂肪が低ければ低いほど良いということではなく、実は人間の体にとって、ある程度は無くてはならないものなのです。

中性脂肪は、人体にとってエネルギー源の役割があります。

それが低いということはスタミナ切れの状態であり、抜け毛や疲労感、吹き出物、冷え、体調不良などのリスクが高まります。

今回は、中性脂肪の値が低くて抜け毛が気になりだした人のために、中性脂肪と抜け毛の関係について詳しく紹介していきたいと思います。

中性脂肪が低いと抜け毛のリスクが高まるのはなぜ?

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中性脂肪は不要な物というマイナスなイメージがあるかもしれませんが、人間の体にとって無くてはならないものです。

中性脂肪は、血液の成分や生体膜を作るための材料になったり、脂肪の消化に不可欠な胆汁酸や性ホルモン、副腎皮質ホルモンの材料にもなります。

中性脂肪を気にして、脂質や糖質、動物性のタンパク質を極端に減らしてしまうと性ホルモンが急激に減り、抜け毛や肌のくすみ、目の下のクマ、吹き出物など数多くの症状が現れてしまいます。

つまり、ある程度の適正量の中性脂肪がないと、不快な症状ばかりが現れて老け込んでしまいます。

アンチエイジングのためにも、ある程度の中性脂肪は必要であり、平均的な値を維持することが大切です。

中性脂肪が低すぎる場合に考えられること

中性脂肪は人間の体を健康に保つために必要なものですが、中性脂肪が低すぎる場合、次のような原因が考えられます。

○間違ったダイエット

最近、テレビなどのメディアを通して脱メタボやダイエットへの関心が高まり、「痩せ願望」が強い傾向があります。

ダイエットをする人が一番気にするものは、糖質と脂質です。

摂りすぎると中性脂肪が高くなりますが、糖質と脂質を全く摂らないと、体の中で中性脂肪が作られず、エネルギー切れの状態になります。

抜け毛、肌荒れ、くすみなど、美容にも良くない影響が出てしまいます。

ダイエットをしていて中性脂肪の値が低い場合、ダイエットの方法を見直す必要があります。

○病気の可能性

急に中性脂肪の値が下がりだした場合は病気の可能性が考えられます。中性脂肪は、食品から摂取して肝臓で作られる成分です。

中性脂肪が低い場合、肝臓の機能が上手く働いていない可能性があります。

肝臓は自覚症状が出にくいため、中性脂肪の値が低すぎたらすぐに医療機関を受診しましょう。

また、甲状腺の病気の可能性もあります。

特に女性に多いと言われていますが、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になり、頻脈、めまい、体重減少、うつ症状などの多くの弊害が生じます。

中性脂肪が低い場合の対策

中性脂肪を適正な値に保つには、食生活の見直しが大切です。

○油脂を摂る

中性脂肪の元となる油分を摂取すれば、単純に中性脂肪の値を上げることができます。

ただし摂りすぎは注意が必要です。

1日の摂取量は次の通りです。

油脂・・・男性25g、女性20g以内
魚介類、肉類・・・男性120g、女性100g以内

また、摂取する油脂は、せっかくなら良質なものを選びたいものです。

例えば、米油。

ホルモンのバランスを整えるガンマオリザノールを含み、ビタミンEも豊富で酸化しにくい特徴があります。

また、アマニ油、シソ油、エゴマ油は、青魚などに含まれるオメガ3脂肪酸を含み、抗酸化力に優れています。

○糖質を摂る

糖質は脳などで消費されるエネルギー源になります。

疲れた時に甘いものを食べたくなる理由はそこにあります。

油脂と同様、摂りすぎには注意が必要ですが、全く摂らなければ脳に充分な栄養が行かないことになります。

1日の摂取量の目安は、男女とも20g以内です。

抜け毛が気になり、良質な油の摂取を心がけました

私は、30代半ばで子宮全摘出の手術を受けました。

ホルモンバランスが崩れ、中性脂肪もずっと低い値でした。

女性ホルモンが急激に減ったことで髪の毛がパサついたり、髪が抜け、肌もくすんできました。

このままではいけないと思い、女性ホルモンについて調べたところ、女性ホルモンの材料になる良い油を摂ることの大切さを知り、食生活を見直しました。

以前よりは抜け毛も気にならなくなり、食事の大切さを身をもって知りました。

まとめ

中性脂肪は体にとって不要なイメージがあるかもしれませんが、体の中でエネルギー源となり若さを保つ働きがあります。

中性脂肪の値が低いと、抜け毛や肌荒れ、免疫力の低下など様々な不快な症状が現れてしまいます。

間違ったダイエットや病気が原因で中性脂肪が低くなることがあります。

1日の摂取量の目安を守りながら、良質な脂質や糖質を摂取して、中性脂肪の値を保つようにしましょう。

○中性脂肪についての人気記事をまとめました

中性脂肪のトラブルまとめ!食事・飲み物・サプリの人気記事

食べ物や飲み物を工夫するだけで、適切な中性脂肪のコントロールができるようになります。

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