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赤ちゃんが猫アレルギーになった!症状と対処法は?

健康 この記事は約 7 分で読めます。

アレルギーはいろんな種類がありますが、中には猫アレルギーの人もいます。

アレルギーっぽい症状がでてきた時は、原因を探るのに苦労しますが、1つずつ探っていくしかありません。

赤ちゃんが猫アレルギーになった時にどのような症状がでてくるのか、そして、有効な対処法などを紹介していきます。

まずは正しい知識を身に付けることがスタートです。

赤ちゃんの猫アレルギーとその症状

猫アレルギーの赤ちゃんには下記のような症状がでます。

・くしゃみや鼻水
・目のかゆみ
・湿疹

また、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんの場合は、単なるアトピーではなく、猫アレルギーも併発しているケースもあります。

あるアレルギーが引き金になって、次々とアレルギー症状を引き起こすアレルギーマーチにならないように、早めの対策が必要です。

猫アレルギーと遺伝

猫アレルギーの原因を探るまえに、遺伝的な要因があるのかが気になりますね。しかし、その答えはまだはっきり出ていないのが現状です。

ただ、もし親がアレルギー体質であれば、そのアレルギー体質が遺伝して、猫アレルギーまたはアトピー皮膚炎など、さまざまなアレルギーに反応してしまう可能性は大きいと言われています。

猫アレルギーの原因

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それでは、どのようなメカニズムを通じて、猫アレルギーになるのでしょうか。

実は、猫の毛フケからこの症状が引き起こされます。

猫の毛やフケには、アレルギーを引き起こす物質が含まれています。

ですから、猫のいる友達のお家に遊びに行った時に、猫の毛がそこらじゅうに残っていたら、ちょっと注意した方がよさそうです。

アレルギー体質の人がそこの家にお邪魔した時に、発症しやすくなる可能性が高くなります。

猫のいる家を訪問する時

1、2度、猫を飼っているお宅に訪問しても、赤ちゃんにそれほど影響がなかったとしたら「もう猫アレルギーは心配ない」と思ってしまうかもしれません。

しかし、残念ながらそうは言えないのが猫アレルギーの難しいところです。と言うのも、実際例として、猫を飼っている家に、時々お邪魔するだけで、少しずつ猫の抗原を受けて、そのうち猫アレルギーになることもあるからです。

もともとアレルギーを持っていたり、親が何らかのアレルギーを持っている赤ちゃんにとっては、特に注意が必要です。

猫を飼っているのに掃除が行き届いていないお家への訪問は控えておくほうが無難です。

赤ちゃんに猫アレルギーがあるかどうかのチェック方法

赤ちゃんがアレルギーを持っているかどうかを知ることも大切です。

赤ちゃんが6ヶ月以上になりますと、様々なアレルギーに対する可能性があるかどうかの血液検査が可能です。

また、検査はアレルギーの種類別に分かれています。

一回の検査で何種類できるかは、予め小児科の医師に相談されるといいでしょう。

検査の内容以外にも、保険の枠も決まっているので、事前に確認しておきたいですね。

自宅で猫を飼っている時の対処法

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対処法は、まずアレルギーの元になっている原因を避けることです。

しかし、今、猫を家庭で飼っている場合は、やはり家族の一員ですので、なかなか手放せないですよね。

手放す前に、まず出来ることをやってみましょう。

1)毎日、しっかりとした掃除を心がける

猫アレルギーの原因は、猫のフケや毛です。

掃除機をかけて、床や壁などの拭き掃除も毎日、徹底的にやってみましょう。

2)猫の行動できる範囲を制限する

赤ちゃんから猫を遠ざけるようにするためには、特に赤ちゃんが寝ている寝室には入れないようにしたり、赤ちゃんが遊ぶ場所にも注意を払います。

猫と赤ちゃんの生活圏を分けることはかなり有効です。

3)空気清浄機を利用する

空気清浄機は、それぞれのメーカーによってもその効果に違いがあります。空気清浄機の性能や特徴をよくリサーチして、効果の高いものを選ぶとかなり快適に暮らすことができます。

部屋に入った時に、空気がすっきりしていることは体がすぐに証明してくれますよ。

4)猫をいつも清潔にしておく

猫の毛をまめにブラッシングしましょう。また、赤ちゃんを引っ掻いたりしないためにも爪を切ることも大切です。

それに自宅と外を自由に行き来できる猫は、いろいろな場所に出かけて思ったよりもかなり活動的です。

しかし、そのために様々な病気を持ち込む可能性も捨て切れません。

猫の身体を洗うことは必要ないと言う人もいますが、清潔にするとアレルギーの原因となるアレルゲンを減少させることができます。

5)アレルギーの引き金になるものを置かない

じゅうたんやクッションなど、布の素材によって、ホコリになるものが結構あります。

猫アレルギーなどの、アレルギーの引き金になる原因は、意外にもじゅうたんや布などのファブリックからのホコリである場合も多いのです。

赤ちゃんの周りにあるファブリック類で、ホコリを立てそうなものは、すぐに取り除いてください。

6)ペットを手放す場合も

1~5の項目をやってみて、あまり効果が見られない場合は、断腸の思いですが、今飼っている猫を手放すことも視野に入れましょう。

ただし、その場合は、良い飼い主が見つかるように取り計らってあげましょうね。

でも縁あって来てくれた猫ですから、なるべくなら手放さずに済むように、まずは6つの対策をしっかりと実践していきましょう。

猫アレルギーについての豆知識3つ

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1)猫アレルギーは治る? 治らない?

アレルギー自体は、その人が持っている抗体反応ですから、一般には治ることがないと言われています。

しかし、何年かして、猫を触っても、まったく大丈夫になったと言う話もありますので、一概にまったく完治しないとは言えません。

体質改善や食生活の改善で治る可能性もあります。

いずれにしても、まだアレルギーは分かっていないことが多くあり、はっきりとこれだと言える治療法がありません。医師も対症療法として、薬で症状を抑えているのが現状です。

2)猫アレルギーでも飼える猫がいる?

猫は猫でも、イギリスのデボンレックスと呼ばれる種類の猫は、アレルギーとなる抜け毛が少ないことで、猫アレルギーでも飼える猫と言われています。

他にも、猫アレルギーになりにくいと言われている猫の種類がいくつかあります。ただ、100%ならないかというとそうではないので、アレルギーの度合いによります。

すでに猫アレルギーと判明している人が猫を飼い始める時は、慎重に判断するようにしましょう。

3)赤ちゃんのうちからペットのいる生活を送ることがよい!?

一説によりますと、赤ちゃんの時から、猫などのペットと一緒に生活をともにしていると、アレルギー症状が出にくいというとされています。

2002年、アメリカの「Journal of American Medical Association(JAMA)」と呼ばれる雑誌に発表された論文によると、1歳までにペットを2匹以上いる家庭で育った場合、6~7歳までにアトピー性疾患にかかりにくい」と言う結果が出ているようです。

とは言え、猫を飼っている家庭でも猫アレルギーの赤ちゃんはいるようです。

または、自分の家の猫は大丈夫だけど、他の家の猫を触ると、アレルギー症状が出てくると言う赤ちゃんもいます。

つまり、まだはっきりとそれを証明する結果はなく、賛否両論があるとされていて、引き続き研究がなされています。

まとめ

赤ちゃんは、とてもデリケートです。

もし、遺伝的にアレルギーをもっている場合は、まずは猫を飼うことはやめておいたほうが無難でしょう。

しかし、すでに飼ってしまっていて、赤ちゃんがアレルギーを発症してしまったら、上に挙げたいくつかのことを試した上で、効果を見てください。

そして、そんな猫アレルギーには猫の毛やフケが原因ですから、生活環境を清潔に保つことが大切です。

適切な対処をせずに、アレルギーマーチになってしまうと大変ですから、紹介した6つの正しい対策をとり、6ヶ月目のアレルギー検査も必ず受けておきましょうね。

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