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赤ちゃんの指差しはいつから?自閉症の可能性も?

育児 この記事は約 6 分で読めます。

赤ちゃんが成長するにつれて指差しが見られるようになりますが、いつから始まるのか知らない方も多いようです。

そして、赤ちゃんが指差しをする時には、3つの意味で使っているんですよ。

指差しをする意味を知っておくと、赤ちゃんとのコミュニケーションにも役に立ちますね。

また、指差しと自閉症の関連性についても、余計な不安を抱かないために正しい知識を身につけておきましょう。

赤ちゃんの指差しはいつから始まる?

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指差しは、生後10~11ヶ月くらいから始まります。移動範囲が広くなり、早い赤ちゃんではもう歩き始めることもある時期ですね。

一般的には1歳前後には指差しをすることが多いでしょう。

そんな1歳前後の赤ちゃんにはおもちゃ、食べ物、花、動物など好きなものがはっきりと出始めます。

そして、目の前にあるもの、動くもの、カラフルなものなど、たくさんのものに興味を持ちます。

そして、自分の好きなものや興味があるものをお母さんや周りの誰かに教えたいけど、まだ言葉が出てこないので指差しをして教える、それが指差し

の最初の段階です。

赤ちゃんの指差しには3つの意味がある

周りにあるものに興味を持ち始め、赤ちゃんに指差しが始まるのが10ヶ月前後ですが、その後、徐々に言葉を理解し始める頃に出る指差しとは明ら

かな違いがあることを知っておきましょう。

1)興味の指差し(10ヶ月前後~)

例えば犬が散歩しているのを見かけた時に犬を指さす、鳩が飛んでいるのを見て空を指差すなど、自分が興味があるもの好きなものを指差します。

2)共感の指差し(1歳前後~)

例えば、赤い車が通った方向を指差ししてみる、テレビにアンパンマンが流れたら指差しをしてみるなど、その時に指差しをしながらお母さんや周り

の誰かの顔を見て、それを確認してもらうなどの行動が出始めます。

3)理解・応答の指差し(1歳半前後~)

例えば、「リンゴとバナナどっちが食べたい?」と尋ねるとリンゴを指差しして選びます。

また、転んでしまって「どこが痛かった?」と尋ねられた時、「おでこが痛かった」と自分では見えない場所を指さして教える、などの応答で指差しをします。

 

これらの3つの意味の違いを理解しておくと、子供とのコミュニケーションに役立ちますね。

まだ言葉が十分に使いこなせない時期にたくさん語りかけることも大切ですが、赤ちゃんが伝えたい意思もしっかりと受け取ってあげたいですね。

赤ちゃんが指差しをしないのは自閉症?

赤ちゃんが成長していく中で指差しはとても大切な意味を持ちます。

母子手帳の中にも赤ちゃんの発達の状態を知る指標として、年代別に質問が記載されていますね。

そして、実は指差しをするかしないかは、自閉症の診断にも関わってくるのです。

10ヶ月頃には始まると言われる指差しを一向にしない赤ちゃんや、1歳半を過ぎてもお母さんの質問を無視して、指差しもせずに絵本を見続けている

場合は、ちょっと心配になりますよね。

赤ちゃんの指差しにも個人差アリ!

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しかし、中には指差しをしない赤ちゃんもいます。

また、指差しはしても人差し指をつきだすのではなく、パーの状態で指差しをする赤ちゃんもいます。

他にも、興味の指差しはしなかったのに、理解・応答の指差しをいきなり始める赤ちゃんもいます。

成長には個人差があり、赤ちゃんは自分なりのペースで成長していくので、指差しをしないから自閉症かも!と不安になるのは先走り過ぎかも知れませんよ。

心配するより愛情を注ぐことが大事!

赤ちゃんがご機嫌で過ごす時間を、お母さんが不安を抱えて過ごすのでは本末転倒です。

指差しがなかなか出ない赤ちゃんには、お母さんが歌いながら手遊びをしてみたり、パペットなどを使いながら赤ちゃんとのコミュニケーションをたくさんとって、言葉への理解を深めてみましょう。

できないことを嘆くより、できることを喜んであげる方が赤ちゃんの心は豊かになりますし、お母さんも笑顔で過ごした方がぐっと楽しめますよ。

まとめ

うちの子供達も1歳前後の頃は、目の前を飛んで行くチョウチョウや走り去るバイクなど見つけては「あーあー」と歓声をあげながら指差しをしていました。

段々と大きくなると指差しをしていた可愛い姿はどこにやら…

たまに流し目でちらっと見るだけで何が欲しいのか、何をして欲しいのか意思表示をすることもあり、指差しの頃の赤ちゃんとの時間はとても貴重だと感じています。

また、◯ヶ月なのに指差しをしないと深く考えて落ち込むお母さんもいることでしょう。

しかし、赤ちゃんの成長にも個人差ペースがありますから、育児書通りの成長をしないことであまり思いつめないでくださいね。

指差しをしないから自閉症だ!と断定されることはありませんので、赤ちゃんの様子を見ながらなるべく多くの声掛けをして、言葉でのコミュニケーションを大切にしましょう。

赤ちゃんの成長は、その最中はとても大変ですし、長く感じるかも知れません。

しかし、思い返すと赤ちゃん時代は一瞬で過ぎ去るものですから、実は貴重な時間なんですよ。

ぜひ、お母さんはなるべく笑顔で赤ちゃんに接してあげてくださいね。

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