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クレーン現象は健常児でも見られる?1歳~2歳なら心配ない?

育児 この記事は約 4 分で読めます。

クレーン現象は、言葉が出ない時期、特に1~2歳の赤ちゃんなら健常児であっても見られる行動です。

ただ、自閉症の症状の代表として用いられることも多いので、我が子がクレーン現象をしているのを見ると心配になるお母さんもいることでしょう。

しかし、クレーン現象=自閉症、と断言できないのが、自閉症という病気の難しいところです。

今回は、1~2歳の健常児でも見られるクレーン現象などについて詳しくご紹介します。

クレーン現象は健常児にもよく見られる行動

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クレーン現象とは、赤ちゃんが自分自身の手を使わずにお母さんなど他者の手を使い、何かを要求したりする行動のことです。

1~2歳の頃の赤ちゃんの多くは、指差しで自分の欲求を満たすことが多いとされています。

だからこそ、クレーン現象が見られる赤ちゃんは、自閉症の可能性が高いと思われてしまいがちなのです。

しかし、表現力に限りがある赤ちゃんですから、健常児にも成長の段階として、クレーン現象をする赤ちゃんがいることは珍しいことではありません。

次の項目で、そのポイントをチェックしてみましょう。

健常児のクレーン現象について

健常児に見られるクレーン現象は、言葉が出てくる頃には見られなくなることが多いです。

一過性のものが多いので、もし以下のような動作が見られたら、自閉症の心配は少ないでしょう。

・2歳ぐらいで指差しができるようになる。

・嬉しい時、悲しい時、楽しい時、怒っている時など、様々な場面で表情でのやりとりができる

・自分が置かれている状況、周りの様子を気にしている

しかし、クレーン現象をする赤ちゃんの中には、確かに自閉症の可能性が考えられるケースも含まれています。

気になる様子について、次に紹介していきましょう。

自閉症児のクレーン現象について

・自分の手と他者の手の区別がつかない。

便利な道具として認識して使っている。

・手を注視している。

このような様子が見られる場合は、健常児の成長過程とは言えない可能性も潜んでいます。

もし気になる症状が見られた場合はどうする?

しかし、その時は、なるべく声をかける、たくさん笑顔で接する、赤ちゃんをくすぐったりなどボディタッチを増やすなどの機会を多く設けてみましょう。

自閉症の診断は、医師でも簡単には判断できないものです。

クレーン現象に加えて、注意が必要な行動が見られたと言っても、それだけで自閉症と決めつけるのは、少し早すぎます。

もしクレーン現象が気になるようであれば、検診や何かの診察などの際に小児科医に相談してみてくださいね。

まとめ

クレーン現象は、言葉が出ない赤ちゃんに見られる成長過程の1つです。

自閉症の症状としてよく例えに出されるので、目の前で我が子がクレーン現象を始めると「もしや…」と疑ってしまいますよね。

でも、クレーン現象は健常児にも見られる行動の1つなので、そんなに神経質になる必要もありませんよ。

ご紹介したチェックポイントを参考に赤ちゃんの様子をよく見ておきましょう。

赤ちゃんが他者の手を使うときの様子で見解が大きく変わります。

言葉もまだ出ない赤ちゃんですから、お母さんの表情や目の動きなど、赤ちゃんに与える影響は大きいものです。

お母さんは、我が子のクレーン現象に一喜一憂せずに、大きな目で赤ちゃんの成長を見守ることが大切ですよ!

自閉症かどうかの判断基準

赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?自閉症のケースとは!

赤ちゃんの反り返りは大丈夫?原因と自閉症の可能性とは!

ちょっとしたことで自閉症なのではないかと不安になることが、ママにも赤ちゃんにもよくありません。

判断基準について、正しく理解しておけば、余計な不安がなくなりますよ!

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