いいお天気だと思っていたのに、突然のにわか雨!
傘を持たずに出かけたり、洗濯物を干していたりして焦ったことありますよね。
こんな急に降りだす雨のことを「にわか雨」といいますが、他にもいきなり降りだす雨ってありますよね。
- 通り雨
- 夕立
- 天気雨
など、にわか雨と何が違うのか、考えてみれば疑問です。
今回は、にわか雨の意味や、通り雨、夕立、天気雨との違いについてお伝えします。
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にわか雨の意味
にわか雨のにわかとは「一時的な」「急に」という意味があります。
スポーツでも流行するといきなりファンになる人のことを「にわかファン」と言いますよね。
にわか雨とは、いきなり降る雨や晴れていても降る雨をさします。
◯にわか雨は驟雨の一種
気象学的にいうと、にわか雨とは驟雨(しゅうう)の1つです。
驟雨は、積乱雲(入道雲)という夏によく見る、縦に長い大きな雲によって起こります。
積乱雲は、地上の空気が温まって軽くなると上へ昇っていき、大量の水蒸気を含んだ上昇気流が生まれます。
昇った水蒸気は上空で冷えて、積乱雲となります。
この積乱雲から降ってくる雨のことを驟雨と言います。
◯驟雨の特徴
積乱雲は高さがありますが、面積が狭いので雨は極地的です。
降る時間も短く、一過性で、30分程度降ると上がります。
断続的に降るのではなく、一度上がれば、また降ることはそれほど多くありません。
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通り雨、夕立、天気雨との違いは?
にわか雨と似た雨には、通り雨、夕立、天気雨というものもありますよね。
それとは何が違うのでしょう?
はっきりした区別はないのですが、
- 雨が降っている時間
- 時間帯
に違いがあります。
◯通り雨
通り雨も一時的に降って、すぐに止んでしまう雨で、気象庁では時雨と呼ばれます。
にわか雨と違うのは、降る時間、降り方です。
通り雨では、雨を降らせる雲が移動していきます。
雨が止んだと思ったら、また雨が降る、晴れと雨を繰り返します。
にわか雨は、予測がしにくいですが、通り雨は空を見ていると、雨が降りだす予測ができるという特色もあります。
しかし、これは定義上の問題で、にわか雨が繰り返すこともある可能性もあるので、はっきりと区別はされていません。
◯夕立
夕立も驟雨の一つで、夏に見られる現象です。
時間帯に特徴があり、主に午後4〜6時の間、集中豪雨がおこります。
夕方に起こるにわか雨だから夕立と表現されていて、高温多湿の日本ならでは雨です。
また、朝に降るにわか雨もあって、夕立と同じように「朝立」と呼ばれます。
◯天気雨
天気雨は、空は晴れているのに降る雨のことをさします。
大抵5分程度しか降らず、激しさもありません。
地面が軽く濡れる程度の雨が多いです。
最近よく聞く、ゲリラ豪雨とは?
最近、ゲリラ豪雨という言葉も良く聞きますよね。
気象庁には「ゲリラ豪雨」という言葉はなく、特徴を分かりやすく表現するためにできた名前です。
短時間で局地的に降る集中豪雨のことですが、予報が難しいです。
他の集中豪雨と違って、都市部で起こる傾向があるので、地球温暖化やヒートアイランド現象が原因だとされています。
短時間で相当な雨がふるので、すぐに冠水、水位があがります。
車の運転をしている時にゲリラ豪雨に合うと、視界がふさがれ、前が見えなくなり、冠水すればドアが開かなくなるケースも、非常に危険です。
車から出て、どこか高いところに避難するか、万が一の場合、窓を割って脱出する装備をしておくことも必要です。
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まとめ
入道雲は、にわか雨の前兆ですが、予想が難しいので、雨がいつ降りだすかわかりません。
家を空ける時は、洗濯物を干したままにするか悩んでいましたが、最近、雨雲レーダーという便利なアプリを発見したので、よく活用しています。
かなり、タイムリーですが、それでも予報が外れることがあり、にわか雨って気まぐれだなと良く思います。
でも、入道雲があると、「今日の夕方は雨かな」と、暑い日が続くと期待してしまいます。
一瞬ですが、涼しく感じるし、何より庭の水まきをしなくていいので助かります。
最近は、夕立、にわか雨が降らないのですが、夏の風物詩のようで、私は意外と好きです。
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