最近、エアコンの効きが悪くて、室外機を調べてみたら、回っていない!
暑い夏に、こんなことがあったら、どう過ごせばいいのか、困ってしまいますよね。
エアコンは、室内機だけでなく、室外機とセットで機能します。
だから、室外機が回っていなければ、エアコンとして機能しないので、室外機の動きは、とても重要なんです。
修理に出す前に、エアコンの室外機が回らない原因は何なのか、チェックするポイントをご紹介します。
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エアコンの室外機が回らない原因は3つ
エアコンの室外機には2つのモーターがついていて、どちらかが不良になれば室外機は回りません。
室外機が回っていない時は、下記の3点の原因が考えられます。
- コンプレッサーが回っていない
- ファンが回っていない
- 基盤が壊れている
壊れた!と思ってすぐに修理を呼ぶと、ムダなお金がかかる場合があります。
ですので、まずはこの3点を順番に確認してみてください。
1)室外機のコンプレッサーが回っていない
一つ目のファンは圧縮機、コンプレッサーです。
エアコンは、涼しい風を部屋に送り込むイメージを持っていませんか?
実はエアコンは、冷媒(エアコンガス)に熱い、冷たい空気をのせて移動させることで部屋を涼しくしています。
その仕組みは、室内の熱を部屋から出し、コンプレッサーがその熱を圧縮して高温にし、液体に変えることから始まります。
コンプレッサーが不良を起こすと、室内の暑い空気を出すことができず、エアコンから涼しい風が来なくなります。
2)室外機のファンが回っていない
2つ目のモーターはファンモーターです。
高温になった冷媒は、外気よりも高くなっているので、外へ熱が奪われます。
エアコンでは、意図的にファンを使って熱を放出しています。
ファンモーターは、高温になった冷媒(冷却ガス)を冷やして、外気に放出する役割があります。
放熱して冷やされた冷媒は、もう一度圧力を抜いて、室内へ戻ります。
このファンが不良を起こすと、ガスを冷やすことができないのでエアコンから冷たい空気が出てきません。
室外機の前にものを置いていると、空気の流れが悪くなるため、ファンが止まりやすくなり、同時にコンプレッサーも動かなくなります。
3)エアコンの基板の不良
エアコンには電源基板と制御基板、2つの基板があります。
電源基板とは、室外機のファンや、コンプレッサー、室内機のファンなど、電力の供給をする場所です。
制御基板は、温度を感知して、コンプレッサーに指示をするような働きがあります。
基板は、いわば信号を出す役割があるので、信号が出なければ室外機は回らなくなります。
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室外機の修理を頼む前にすべきこと
室外機が回らない原因は、故障ではなく、手入れ不足が原因のこともあります。
ちょっと確認をしてみると、案外と簡単に回るようになったりもします。
◯室外機の裏側のフィルターが詰まっていないか
室外機が道路に面していたり、すぐそばにペットを飼っていたりすると、ゴミ、ほこり、動物の毛などがフィルターに詰まりやすくなります。
フィルターが詰まると、室外機の動きが悪くなるので、まず、裏側をチェックし、ゴミが詰まっていたら掃除をします。
◯室外機の周りにものがないか
室外機の周りにものがあると、空気の流れが悪くなり、回らないケースがあります。
壁に近づきすぎるもの、不調の原因になります。
また、室外機に日光が当たるのも故障の原因になりますが、よしずや植栽などで空気も遮断していないか確認してください。
◯室外機に水をかけてみる
エアコンを使いすぎて、室外機が熱くなりすぎて、回らない可能性もあります。
じょうろ一杯分の水をかけて冷やしてみてください。
もともと、室外機は外にあるので、雨で故障することは少なく、水をかけた程度で故障することはありません。
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まとめ
エアコンの室内機の掃除はこまめにするけれど、室外機の掃除まではあまりしないことが多いですよね。
でも、エアコンは室外機、室内機の2つがあって、初めて機能します。
エアコンの故障の原因は、室外機にあることも多いので、シーズンごとに室外機のフィルターを掃除したり、周囲を掃除しておくと、長持ちもします。
購入してから、掃除を一度もしていない人は、急な不調の前に、早めに対策をしておきましょうね。
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