冬はお歳暮、年賀状、寒中見舞いなど、手紙を書く機会が多いですよね。
いざ手紙を書く時に困るのが、季節ごとに違ってくる時候の挨拶。
そこで、12月、1月、2月の冬の時期に使える言葉と例文をまとめて紹介します。
時候の挨拶は、手紙やはがきの書き出しにも使えますし、結びにも使えますので、参考にしてくださいね。
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冬の始まり!12月の時候の挨拶を使った書き出し&結びの例文
12月は師走(しわす)と言われるように、とにかくバタバタ忙しい季節です。
クリスマスなどのイベントもありますし、お歳暮の準備をしないといけませんね。
形式的な冬の時候の挨拶を使ってもいいですし、イベントに絡めた挨拶も季節を表現できます。
12月に手紙やはがきにを書く時に使える季節の言葉を、上旬・中旬・下旬に分けてご紹介します。
◯書き出しの挨拶例文
目上や町内会向け
「初冬のみぎり、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」
「寒冷の候、○○様におかれましてはご壮健のことと存じます」
「本格的な冬将軍が到来しております。保護者会の皆様におかれましてはご壮健のことと存じます」
友人向け
「師走に入り早くも街がクリスマスムードが高まってきましたね。◯◯さんもお変わりなくお過ごしでしょうか。」
「暮れも押し迫って忙しい日々をお過ごしのことと思います。風邪など引かずお元気にお過ごしでしょうか。」
「今年も冬至を過ぎ年末を実感する頃となりました。こちらでは厳しい寒さが続いてます。」
◯結びに使える挨拶例文
目上や町内会向け
「季冬の候、どうぞご自愛くださいませ。」
「日に日に寒さが増しておりますが、くれぐれもご自愛いただき、良い新年をお迎えになりますようお祈り申し上げます。」
「霜寒のみぎり、どうぞご自愛いただき、良き新年をお迎えくださいますよう祈念しております」
友人向け
「今年は年内に初雪が降りそうですね。◯◯さんも風邪など引かないように気を付けて下さいね。」
「初雪が降り年末に向けて寒さが厳しくなりそうです、家族みんなでご自愛くださいね。」
「師走で何かとご多忙でしょうがお体崩されませんようお気を付け下さいね。ご家族の皆様にもよろしくお伝えください。」
◯上旬・中旬・下旬の使い分け
→時候の挨拶12月上旬の季節の言葉は?お歳暮の添え状の例文も!
「大雪」「初冬」「季冬」「激寒」「師走」「寒冷」「木枯らし」「冬将軍」などが、12月上旬に使いやすい季節の言葉です。
→時候の挨拶で12月中旬に使いたい言葉は?冬休みの始まりですね!
「大雪」「冬至」「霜寒」「寒気」「激寒」「初雪」「師走」「暮れ」「短日」などが、12月中旬に使いやすい挨拶言葉です。
→時候の挨拶で12月下旬にふさわしい言葉!年末から大晦日の季節感とは?
「冬至」「年末」「歳末」「歳晩」「忙月」「短日」「年の瀬」「暮れ」などが、12月下旬に使いやすい言葉です。
それぞれの季節に合わせて、季節感を言葉にしていきましょう。
◯お歳暮の手紙とお礼状について
→お歳暮に送り状を送りたい理由とは?ハガキに手書きでもOK?
お歳暮を送る時のマナーについて、確認しておきましょう。
お礼状のルールについて知っておくと、恥ずかしい思いをしなくて済みます。
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冬真っ只中!1月の時候の挨拶!書き出し&結びの例文
1月の手紙といえば、年賀状と寒中見舞いですね。
冬真っ盛りの1月も、12月と同じくらい多くのイベントがあります。
のんびりしたお正月を過ごしたいものですが、「お歳暮のお礼を忘れてた!」などとバタバタすることも。
すぐに使える例文を上旬・中旬・下旬に分けてお伝えしていきます。
◯書き出しの挨拶例文
目上や町内会向け
「初春の候、(○○様におかれましては)お健やかな日々をお過ごしのことと存じ上げます。」
「新春の候、町内会の皆様におかれましてはますますご壮健のことと存じ上げます。」
「寒の入りを迎え寒さ厳しき折、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」
友人向け
「今年も気がつけば七草粥を用意する日となりました、◯◯さんもお風邪などひいていませんか。」
「今年の松の内は穏やかな天気に恵まれておりますね。」
「新成人のにぎやかなお祝いも過ぎて、すっかり街が正月から日常に戻ってきましたね。」
◯結びに使える挨拶例文
目上や町内会向け
「本年も変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます。」
「小寒の候、何卒ご自愛くださいませ。」
「皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げますと共に本年も変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。」
友人向け
「まだまだこれからが寒さの本番なので、風邪など引かないように気を付けて下さいね。」
「インフルエンザが流行していますね。空気も乾燥してますのでお互い風邪などひかないよう気を付けましょうね。」
◯上旬・中旬・下旬の使い分け
→1月上旬の時候の挨拶で使える季節の言葉。5日と7日でもちょっと違う
「新春」「初春」「新年」「年明け」「松の内」「小寒」「寒の入り」「七草」「七草粥」などが1月上旬に使える時候の挨拶です。
「寒冷」「降雪」「寒風」「小寒」などが1月中旬の季節にぴったりの時候の挨拶です。
→時候の挨拶を1月下旬に使いたい!季節の言葉と例文をチェック!
「大寒」「厳冬」「厳寒」「酷寒」「寒風」「寒冷」「降雪」が1月下旬に使いやすい挨拶の言葉です。
◯寒中見舞いについて
寒中見舞いと余寒見舞いの違いについても、正しく理解しておきましょう。
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冬の終わり!2月の時候の挨拶に使える書き出し&結びの例文
2月は冬の終わりの季節ですが、一番寒さが厳しいときでもあります。
風邪が流行する季節でもありますので、相手への気遣いを忘れずに言葉にしていきましょう。
◯書き出しの挨拶例文
目上や町内会向け
「立春とは名ばかりの寒さが続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。」
「春寒に震える昨今ですが、変りなくご健勝のことと存じます。」
「春雪のみぎり、○○様にはご壮健とのこと何よりに存じます。」
友人向け
「娘の高校受験も近づき、家の中に緊張感が漂っています。」
「2月もなかばとなり、日脚が徐々に伸びてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。」
「寒のもどりが激しいこの頃ですが、風邪など引いてないででしょうか。」
◯結びに使える挨拶例文
目上や町内会向け
「春とは名のみの寒さ厳しきこの時節、皆様お元気でお過ごしください」
「立春とは申しますが、まだまだ寒さが続きます。ご家族皆様お風邪など召しませぬようお気を付け下さい。」
「こちらでも余寒はまだまだ続きそうです、どうぞご自愛のほどを。」
友人向け
「まだまだ寒さが厳しい折ですが、くれぐれもご自愛ください。」
「三寒四温の日が続きます、お体を大事にしてくださいね。」
◯上旬・中旬・下旬の使い分け
「立春」「晩冬」「残寒」などが2月上旬に使える時候の挨拶です。
「余寒」「残雪」「春寒」「春雪」「寒のもどり」などが2月中旬の時候の挨拶で使いやすい言葉です。
暖かさを表現したい時は「雨水」「向春」「三寒四温」「早春」「解氷」「梅花」などが使えます。
まだまだ寒さが続いている場合は「春寒」「寒風」「残寒」「余寒」などです。
冬の季節は過ぎるのがあっという間ですね
冬の季節は、12月、1月、2月と年末年越しの時期になります。
挨拶する機会も多いので、手紙やはがきで時候の挨拶を使うと、とてもよい潤滑油になりますね。
また、上旬・中旬・下旬という分け方をしていますが、目安として捉えてください。
地域や年によっても気候は異なりますので、あなたが感じている季節感を言葉にするのがベターです。
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