色々な原因で、耳の付け根や周りが切れることがあります。
耳が切れると、ジュクジュクしたり、血が滲んだりして、とても辛いですよね。
赤ちゃんや子供に多い症状ですが、大人もなります。
耳が切れて、血が滲むようになってしまったら自然治癒は難しく、薬を使って早めに治さなくてはいけません。
- どんな薬が効くのか
- 市販薬でも効果があるのか
など、耳が切れてしまった時の薬や原因などについてお伝えします。
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耳が切れる時の薬について
耳が切れて、ジュクジュクしているときは、市販薬では改善が難しいため、皮膚科へ行ってください。
特に、子供、赤ちゃんは耳が切れてしまうと気になって触ってしまうので、雑菌も入りやすく、炎症を起こし、悪化しやすくなっています。
◯ステロイド剤で早く治す
皮膚科に行くと、「リンンデロン」「ロコイド」などのステロイド剤を処方されます。
ステロイド剤=怖い薬というイメージを持っている人がいますよね。
処方されるステロイド剤の強さは様々ですが、長期使用が目的ではなく、短期、約1週間で症状が落ち着くように処方されています。
医師が処方された量を期間内に使うのであれば、副作用の可能性はとても低く、ステロイド剤は有効な薬です。
また、薬を塗る前には、傷口に汚れなどが付いていないように、きれいに洗ってから塗るようにしてください。
◯症状が落ち着いたら保湿ケアをする
ステロイド剤と一緒に、保湿剤も処方されることがよくあります。
症状を一気に回復させた後は、保湿ケアで傷口を完全に治し、バリア機能を回復します。
保湿剤として、ヒルロイドクリーム、ヒルロイドローション、ワセリン、プロペトなどが一般的です。
保湿剤も、皮膚が清潔でなければ意味がありません。
入浴の時に、耳のあたりをしっかり清潔にしてから、塗るようにしてくださいね。
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おすすめの市販薬
忙しくて皮膚科に行く時間がない、血が滲むほどの重い症状がない場合は、市販薬を使って様子を見てもいいですね。
この場合も、1週間して症状が改善しない場合は、皮膚科へ行くことをおすすめします。
市販薬では、次のような薬がよく使われています。
フルコートF
市販されているステロイド剤の中では一番強い薬です。
短い期間で治すことができますが、長期使用は絶対にしないようにしてください。
ドルマイシン軟膏
二種類の抗生物質が入っていて、抗菌作用が高い塗り薬です。
傷や火傷の化膿止めにも効果があります。
ポリベビー
赤ちゃんのおむつかぶれや、かゆみ用の薬ですが、アトピー皮膚炎の症状が落ち着くという声がたくさんあります。
酸化亜鉛が入っていて、傷口がサラサラになり、殺菌効果もあります。
赤ちゃんがいる家庭では、常備していることが多いです。
ドルマイコーチ軟膏
ステロイド剤と抗生物質が入った塗り薬です。
アトピー皮膚炎の症状に効果があり、感染を抑えながら症状を抑える効果があります。
サンホワイト
耳が乾燥して切れた場合は、保湿すれば治ることもあります。
ワセリンをもっと精製したのがサンホワイトです。
敏感肌の人でも、痒くなることが少なく、おすすめです。
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耳が切れる原因、予防法は?
そもそも、どうして耳が切れるのでしょうか。
◯アトピー性皮膚炎
耳の周りだけでなく、顔や首回りなどの体の他の部分もカサカサ、ジュクジュクしているなら、アトピー性皮膚炎の可能性が高いです。
アトピー性皮膚炎はすぐには治りません。
ステロイド剤、内服薬などを使って症状を軽くし、保湿、食事療法などで再発しないように心がけてください。
◯汚れがたまっている
耳の後ろは汚れがたまりやすく、シャンプーの洗い残しなどが以外に多く、それが原因で耳切れを起こします。
特に、赤ちゃんや子供は新陳代謝が激しく、汗をよくかくので、汚れが溜まり耳が切れることが多い傾向があります。
枕カバーなどの寝具を頻繁に変えずに不潔なままにしていると、耳が切れやすくなります。
また、アトピー性皮膚炎の人は、肌への負担を気にしすぎて、しっかり洗えずに汚れがたまり、それが刺激となり、症状がでるケースもあります。
◯清潔と保湿で予防をする
耳が切れないように、また、再発を繰り返さないたまには、まずは清潔にすることです。
アトピー性皮膚炎が原因の場合でも、刺激となる汚れが無ければ炎症が起こることはありません。
- シャンプーはしっかり洗い流す
- 耳の後ろも泡立てた石鹸で洗う
- 石鹸の残りがなくなるまで十分に流す
ように心がけます。
きれいにした後は、乾燥を防ぎ、肌のバリア機能が働くように、しっかり保湿してください。
また、赤ちゃんは、耳を触ることがとても多いです。
爪で引っかき傷を作らないように、爪を切っておくように気を付けてあげてくださいね。
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まとめ
耳が切れてしまった時は、傷口からの感染も考え、薬を使って早く治すことが大切です。
でも、いくら薬を使っても、不潔にしていては、いつまでも治りません。
清潔、保湿、薬の効果の3つがそろって、早く治ります。
また、できれば枕カバーは毎日取り換えるのがベストです。
耳が切れるのを防ぐだけでなく、肌あれ、にきびなどにも効果がありますよ。
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