低い気温と乾燥を好む冬の病気と違い、夏の病気のウイルスや細菌にとって、高温多湿は絶好の環境条件です。
しかし、私達人間は暑さのために、食欲が落ちる、睡眠不足になる、疲れやすくなる、などの悪条件の中で過ごさなければなりません。
ですから、子供だけでなく大人も気をつけなければ、夏の病気にかかってしまうんですよね。
特に抵抗力の弱い高齢者は、重症化することもあるので注意が必要です。
家族で気をつけていきたい症状や感染経路などを含め、夏に流行する主な病気やその対策をご紹介しますね。
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気をつけたい夏の病気とは?
1)手足口病
手足、口などに水疱が出来るウイルス感染による夏風邪の一種。7~10日ほどで完治。
※子供、高齢者注意!
【感染経路】経口感染、水疱からの感染
【合併症】まれに髄膜炎などを発症することがある。
2)ヘルパンギーナ(急性ウイルス性咽頭炎)
高熱が続き、喉の奥に口内炎が出来るウイルス感染による夏風邪の一種。7日ほどで完治。
※子供、高齢者注意!
【感染経路】飛沫感染、接触感染(糞口感染)
3)プール熱(咽頭結膜熱)
高熱を伴い、喉、目の両方に炎症が見られるウイルス感染による夏風邪の一種。1~2週間ほどで完治。
【感染経路】飛沫感染、接触感染
4)とびひ(伝染性膿痂疹)
皮膚が赤くなり、びらんや膿疱ができる黄色ブドウ球菌による細菌性の皮膚の感染症。個人差があるので一概には言えないが、5~14日で完治する場合が多い。ひどい時はそれ以上の日数がかかる。
【感染経路】自家感染、接触感染、環境にある黄色ブドウ球菌と接触し起こる外因性感染
今までこれらの4つの病気は、子供がかかる夏の病気という常識で捉えられていました。
しかし、ここ数年、爆発的な大流行が起きるようになり、子供特有の病気という常識が覆っています。
むしろ、病気が発症すると重症化するのは大人の方。子供からもらった風邪で寝込んでしまうことは、よくある話です。
そんな夏の病気から家族を守るために、家庭でできる3つの予防をご紹介しますね。
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家庭でできる3つの予防!
◯食事の前や帰宅後には、必ず手洗いをする。
夏の病気だけでなく、夏場に怖い食中毒を防ぐためにも正しい手の洗い方の動画も参考にしてくださいね。
手洗いと合わせてうがいも心がけけると◎!
◯バランスのとれた食生活を!
暑さで食欲が落ちる夏は、それだけで体全体の免疫力が低下します。
良質なタンパク質、免疫を強化するビタミン群、腸内環境を整える食物繊維や乳酸菌などバランスの良い食事を摂ることも大切ですよ。
特に体質改善する場合は、乳酸菌を摂るようにしましょう
◯たっぷりと睡眠をとり、身体を休める
暑いだけで体力は消耗します。そのため、身体をゆっくりと休息させるためには十分な睡眠が必要です。
いつもより気持ち早めに布団に横になる、寝る前はスマホを見ない、本を読まない、など身体と共に目にも休息時間をとるといいですね。
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まとめ
暑くなると様々な病気が蔓延し、その中でも代表的なのが手足口病です。
ここ数年、大人にも大流行を起こすのが、夏の風物詩になっていると言っても過言ではありません。
ですから、今回ご紹介したご家庭でもできる3つの予防策で、免疫力をしっかり高めておきたいですね!
もちろん、これは夏だけではなく、他の季節にも通用する方法なので、是非、家族のルールとして決めておくと、家庭内感染を防ぐことができます。
楽しいイベントも多い夏だからこそ、家族みんなで元気に過ごしたいもんですね^^
夏は食生活も大事です!
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食生活のバランスを整えることは、夏の間の家族の健康を守るために必要なことですね。
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→赤ちゃんに最適な湿度対策をしよう!梅雨、夏と冬の違いを知ってる?
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コメント
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