お鍋や炒め物、お漬物、サラダなど、様々なお料理に大活躍してくれる白菜。
でもある日、調理しようと思って冷蔵庫から出したら、白菜の茎や葉の部分に黒い点々が・・・。
これって、虫!?
カビ!?
それとも病原菌!?
しかも外側の葉だけでなく、内側にも黒いポツポツがあると、食べてもいいのか捨てた方がいいのか、不安になりますよね。
今回は、そんな白菜の黒い点々が何なのか、食べても大丈夫なのか、について調べてみました。
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白菜の黒い点々は食べれる!
白菜の茎や葉に見られる黒いポツポツとした斑点。
これ、実はポリフェノールなんです。
ポリフェノールと言えば、赤ワインやチョコレートなどにも含まれる「抗酸化作用」の高い成分。
よって“ポリフェノール=体に良いもの”というイメージを持っている方も多いのでは?
実際、ポリフェノールには
- 高い抗酸化作用
- 高血圧予防
- 肌荒れ、ニキビ予防
- ガンや糖尿病など生活習慣病の予防
などに優れた効果が期待できると言われています。
白菜の点々も、同じポリフェノール。
つまり、食べても人体には無害なんです!
だから、白菜に黒い点々が出たからと言って捨ててしまったりせず、安心しておいしくいただきましょう!
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黒い点々が出る原因
でも、なぜ白菜にポリフェノールが発生するのでしょうか。
白菜の表面に黒くポリフェノールが見られる現象は「ゴマ症」と呼ばれています。
ただ「症」と言っても、これは生理障害であって、病気ではありませんので安心してくださいね。
次にその原因を簡単にご説明します。
白菜が栽培される過程で受けた様々なストレスに、白菜の細胞が対応すると、ポリフェノールを蓄積します。
それによって細胞壁が変色し、黒い外観となって表面にあらわれたものが、この「ゴマ症」と呼ばれる黒い点々なのです。
ちなみに白菜が栽培される過程で受けるストレスとして、一番多いのは「肥料が多すぎたことによる過剰窒素」と言われています。
気になる場合の対処法
これで、白菜の黒い点々の原因と、食べても問題ないことが分かりました。
とは言え、やはり白い白菜に黒い斑点があると見た目がよくないので、できれば避けたい場合もあるかもしれません。
たとえば、小さいお子さんだと、嫌がったり、などですね。
そこで、どうしても見た目が気になる場合には、黒い点々の部分だけそぎ落として使うようにしましょう。
長期間の冷蔵保存で黒い点々が出た場合は削ぎ落とすべし
この「ゴマ症」の原因のひとつに、低温管理があります。
買った時には黒い点々がなくても、冷蔵庫などで長期間保存すると、ポツポツと出てくることがあるのです。
そういう場合の黒い点々は気になりますよね。
あまり冷蔵庫に入れっぱなしにしないで、新鮮なうちに使い切ることをおすすめします。
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美味しい白菜の選び方
美味しい白菜の見分け方としては、ずっしりとした重みがあること。
しっかり葉が巻いていれば重みを感じることができます。
次に芯の部分が全体の3分の1以下の白菜だと、歯ごたえがある白菜です。
また避けてほしいのは、断面が盛り上がってるような白菜です。
カットされてから、長い時間が経過しているため、鮮度が落ちている可能性があります。
まとめ
白菜の黒い点々の正体は、意外なことに「ポリフェノール」であることが分かりました。
これでもう、次に黒い斑点を見かけても安心して食べられますね!
またこの「ゴマ症」は、カブや野沢菜などの野菜にもみられることがあるそうです。
野菜を買う時や調理する時に思い出して、安全でおいしいだけでなく、見た目も美しく食べるようにしたいですね。
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