なんだか足がかゆい、と思っていたら、脇の下もかゆい…なんだか下着のラインのところもかゆくなってきたかも…。
こんなかゆい症状が出たら、原因はダニかもしれません。
ダニは、皮膚の柔らかいところを狙って、発疹を作り、しつこいかゆみが治まっては繰り返します。
でも、布団のダニを退治する方法さえ知っておけば、自分も悩みから解放されますし、家族の健康を守ることもできます。
少しでも楽に退治する方法を紹介していきますね。
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ダニでかゆいと思った時はまずは布団からチェック!
布団に生息し、人を刺すダニはイエダニやツメダニと呼ばれるものです。
これらのダニはいわゆる高温多湿、気温25度、湿度60%~の場所を好み、人間の髪の毛や皮膚のカス、食べこぼした食物なんかを栄養にしてどんどん増えます。
つまり、布団はダニにとって絶好の住みかなので、布団からチェックする必要があるのです。
○ダニを退治するには?
ダニは50度に20分さらすことで死滅、湿度を55%以下にすることで活動できなくなります。
なので、布団に関していえば、「湿度を下げる」と「ダニのエサを減らす」という2点からのアプローチが有効ということになりますね。
1)湿度を下げること
まず布団内の湿度を下げる方法から確認しましょう。
・天日干し
布団の表面にいるダニは、日光に当たると裏面に逃げるという報告もあるので、必ず裏表で1時間は干してください。
日差しの強い10~14時に干すと効果が高く、逆に、早朝などは布団が湿気を吸うので逆効果です。
天日干しは、簡単にできますが、梅雨などの時期は布団を干せないのが難点ですね。
・布団乾燥機
布団表面がかなり熱くなるので、表面にいるダニをやっつけ、布団内部のダニも乾燥で退治することができます。
また、花粉症などで外に布団が干せない場合でも、使えるので便利です。
価格は5,000円~15,000円ほどで購入できますよ。価格の差はオプション機能によって違ってきます。
ホースとマットが付いていて、布団の間に挟み温風を吹き込んで乾燥させるタイプが基本ですが、最近ではホースやマットが不要で手間いらずの製品も出てきています。
電気代は地域や乾燥機の機能にもよりますが、1回の使用で高くても15円ほどなのであまり気にせず使えます。
天日干しに比べれば、布団のダニに対しての即効性が期待できますね。
2)必ず掃除機をかけること
布団を乾燥させた後は、必ず布団表面に掃除機をあてることを忘れないようにしてくださいね。
布団表面に残ったダニの死骸が、寝ている間に体内に取り込まれて、アレルギーの要因になることがあります。
ダニの生息場所をなくす工夫とは?
先ほどの布団を乾燥させた後に掃除機をあてるのと同じように、普段から布団に掃除機をあてることで、ダニのエサを吸い取ってしまいましょう。
布団掃除用のノズルが別売り1000~2000円程度であるので、用意しておくと楽に掃除できます。
楽にできるというのがポイントで、普段からやる気になりますね。
ただ、布団だけきれいに掃除すればいい、というわけではありませんよ。
○寝室の鏡台の裏側も
また、寝室の鏡台の裏側などのホコリなどもきれいにすることで、ダニが布団に移動してくるのを防ぐことができます。
○床の絨毯も
絨毯をフローリングに変えるだけでも、ダニの生息する場所を減らすこともできますよ。
布団と、その周囲の環境をきれいに掃除することで、布団の中のダニの数を劇的に減らすことができます。
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布団クリーナーのダニへの効果は?
最近は寝具を対象としたクリーナーがよく見られるようになってきましたね。
紫外線を当てて滅菌するものや、強い吸引力で布団の奥のホコリを吸い込むなど、いろんな機能が付いています。
しかし、ダニは爪で布団の繊維にしっかりしがみついているので、これだけでは完全に駆除するのは難しいと言われています。
また、紫外線を少しあてたぐらいではダニは死滅してくれません。
つまり、布団クリーナーさえあればダニ退治ができるかというと、そういうわけではないんですね。
ただ、布団をきれいに掃除するのにとっても便利に使うことができます。
ダニの「エサを減らす」作業が楽に行えますし、またはダニの死骸や排せつ物を取り除くことも楽になりますので、その点がメリットです。
実は顔にもダニがいる?!
ダニにはいろんな種類がいて、顔ダニという布団に住むダニとは違うダニも存在します。
布団に住み着いて人を刺すのは、0.6~1mmの大きさのダニです。
顔ダニは、さらに小さく肉眼では確認できないほどのダニで、0.01mmほどの大きさです。
○顔ダニは害があるの?
人間の顔などの皮膚の穴に住み、夜に表面にでてきては人間の皮脂を食べて増殖し、死骸や排せつ物を出します。
なので、過剰に繁殖するとニキビができたり、乾燥したり、肌荒れのもととなり、頭皮に至っては抜け毛の原因となる場合もあります。
成人の97パーセント以上の人が保有しているそうです。
○必ずしも害だけではない!?
ただし、この顔ダニは余分な皮脂を食べてくれている働きもあります。
悪さをするだけではなく、肌の健康を保つためにいい働きをしてくれる、という事実もあります。
そのため、あまり神経質になりすぎる必要はなく、普段から洗顔し、適度に清潔な状態を保っていれば、心配しなくても大丈夫ですよ。
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まとめ
ダニに刺されると、いつまでもかゆいので、とても不快な思いをしますよね。
赤ちゃんの柔らかい肌が赤く腫れたりするのも、本当に見ていられないぐらい辛いです。
それにはまず、一番の温床になりやすい布団からチェックをしていきましょう。そして次に、布団を置いている部屋の掃除ですね。
ただ、ダニは人間の住むところには必ずいるので、完全に駆除することはできません。
掃除だってくたびれている時は、完璧にできないことだってありますから、少しでも楽に清潔な状態を保つ工夫が大切です。
ダニでかゆい思いをするくらいなら、ダニ用の掃除グッズをそろえるだけの価値はあると思いますよ。
蚊よけ対策も気になる!
夏の虫除け対策は、快適な暮らしにとって必須ですよね。人体に害がない方法もありますので、ぜひ知っておきたいですね。
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